病院（大学附属病院）の導入事例

高置水槽の配管等にνG7(ニュージーセブン)を導入

BDO（生物化学的酸素要求量）及びノルマルヘキサン抽出物質の数値減少を目的とし、雑用水高置水槽の配管にνG-F61、井水揚水ポンプの配管にSV-MAGⅡ、汚水槽の周りを囲うようにE-7を設置しました。1ケ月後の計測結果では、単独汚水、厨房処理水、混合水のいずれも基準値を大きく下回っており、混合水による影響も全くありませんでした。

学校法人学園（杏林大学医学部附属病院）様　-　東京都三鷹市

導入前

平成１７年６月

外来棟の南側汚水槽及び北側汚水槽におけるBDO（生物化学的酸素要求量）（以下BDO）及びノルマルヘキサン抽出物質（以下ｎ－ヘキサン）の数値減少を目的とし、外来棟屋上の雑用水高置水槽にνG61の設置を計画。汚水槽は年に３回（４月・８月・１２月）清掃されており、BDO及びｎ－ヘキサン共に基準値以内のときもあれば、基準値をはるかに超えることがあったので改善を試みた。

施工の流れ

平成１７年８～１０月　施工計画・図面作成

下見調査、製品取付詳細図の作成、必要部材の発注など工事に関わる一切の業務開始…雑用水高置水槽の主用途はトイレに使用される為、平日に工事を行う事は難しいので今回の工事は日曜日の午前中を予定した。また大規模病院におけるBDO及びｎ－ヘキサンの数値がνG-F61設置後、どのように推移していくかを調査目的とした。

平成１７年１１月　νG61設置工事

外来棟の屋上に設置されている雑用水高置水槽の配管にνG61を設置。

平成１７年１２月　データ取り開始

設置から二週間・３ヶ月・６ヶ月後のBDO及びｎ－ヘキサンを測定。
設置直後のBDO及びｎ－ヘキサンは申し分ない数値であったが、時間経過とともに数値が上昇。ｎ－ヘキサンの数値が基準値を超えることがしばしば発生した。

平成１８年８月　SV-MAGⅡ、E-7設置工事

南側汚水槽のデータの改善が顕著に現れず、また井水を利用していることから、南側汚水槽の周りを囲うようにE-7を設置。また井水揚水ポンプの配管にSV-MAGⅡを設したことにより雑用水高置水槽にはSV-MAGⅡ処理された水が給水されるように改善。

平成１８年１２月　νG61、SV-MAGⅡ、E-7設置後のデータ取り開始

SV-MAGⅡ、E-7の設置日から１ヶ月・３ヶ月・４ヶ月の数値を測定。結果は全て基準値以内であった。

平成１９年１月　データ取り（最終）
南側汚水槽には厨房処理水（BDO、ｎ－ヘキサンともに基準値以下を確認済み）が流入されており、汚水と処理水が混合されることで何らかの反応が生じ数値を増加している可能性が示唆された。よって、単独の汚水と厨房処理水をそれぞれ計測し、また５：５の比率で混合させたものでも計測した。

平成１９年１月　計測結果

単独汚水、厨房処理水、混合水のいずれも基準値を大きく下回っており、混合水による影響も全くなかった。　E-7による磁場改善およびνG61の長期使用によるエネルギーにより数値が改善されたと考えられる。

取付条件

νG7(ニュージーセブン)は、基本的に、施設の配水管の口径により決定されます。今回は、口径150AでνG‐F61フランジ接続を採用しました。
水量及び地下水利用のためSV-MAG(口径100Aのサイズ)を16連設置しました。
磁場改良の調整が必要であるため、E7（AOI-202のビッグサイズ）を5個、規定通りに設置しました。