自然は脈動する―ヴィクトル・シャウベルガーの驚くべき洞察
アリック・バーソロミュー著 野口正雄訳
蒸留された水はミネラルを含まず、“幼い水”になり、
幼い水は奪い取り、成熟した水は与える、という。
飲用に、ろ過した水・蒸留水では、人間は水に生命力を奪い取られてしまいます。
例として、果実酒を漬ける場合には、なるべく安物の焼酎の方が良いといわれます。高級なワインや日本酒より、実際は安物のワインや焼酎の方がアルコールとして幼く、果実からそのエッセンスをたくさんアルコールの中に引き出せるのです。
これと同じように、幼い水は人を元気にしません。自然な湧き水のようにミネラルをいっぱい含んだ生命力の高い水は、人を健康にすると言われています。
シャウベルガーによると、水道管の中を水が通ることによって水は死んでしまうと言います。その生命力の大部分を、水道管の中を通ることによって失ってしまうと言うのです。
ところが、水道管に溝を掘り、水が右回りの螺旋を描くように水道管の中を通れば、水の生命力はさらに活性化されると言います。
自然のエネルギーと生命の不思議について、他のどんなエコロジー関連書でも
読めない発見と驚きに満ちた本です。
自然界における生命とエネルギー創造の秘密を紹介した初めての本です。[日本図書館協会選定図書]
若き日をオーストリアの森の中で森林監視員として過ごしたヴィクトルは、ある月明かりの夜、滝をさかのぼるマスの姿に引きつけられました。
「マスはなぜ、重力に逆らって滝を昇れるのか?」
そして彼は、自然界の水は4℃の温度(特異点)を中心にらせん状の渦を巻き、脈動していること、水は「生きて」おり、川―土壌―樹木に生命エネルギー(東洋思想の「気」やプラーナ、また現代で言う「生命波動」「サトルエネルギー」と同様の力)を運ぶ、「大地の血液」であることを発見します。
この、水の生命エネルギーは「浮揚力」(反重力)をもっており、マスに滝を昇らせ、樹木の樹液を、科学的法則を超えて100メートル以上も引き上げます。そしてまた、ルルドなど自然の湧き水がもつ不思議な「癒しの力」の源となっているのです。
ヴィクトルは、自然は水の脈動と渦巻きの力によって、たとえばサイクロンや台風のような、中心に行くほど莫大なエネルギーを発生し、しかし余分な熱も廃棄物もいっさい出さない、すばらしいクリーンエネルギー(内破エネルギー)を生み出していることを知ります。
一方、現在人間が使っているエネルギー生産の技術はと言えば、熱や廃棄物や、放射能さえもまき散らす、遠心的で、熱く、破壊的なものだとヴィクトルは批判します。
自然がみずから機能しているやり方に逆らわないこと、自然の働きに協力すること。
それが、ヴィクトルの考えたエコテクノロジーでした。
彼は、生命エネルギーの活性化による水の浄化、水の生命力を損なわないダムや水路の建設、土壌の肥沃化と有機農法、また半永久的なエネルギー生産法(いわゆるフリーエネルギー技術の先駆け)など、まるでレオナルド・ダ・ヴィンチのように多方面での業績を残しました。
川のエネルギーを活性化する方法
水の生命力を損なわない水道管
自然のエネルギーと生命の不思議について、他のどんなエコロジー関連書でも読めない発見と驚きに満ちた本です。
vG7量子水世製装置は、この螺旋の複合水流を発生させることで、さまざまな働きのある、また、エネルギーの高い水に変換・改質するものです。